マミヤ
薄幸の女リーダー

功労者
ケンシロウが奇跡の村でアミバにすっかり騙されていた頃、
いち早くトキの居場所を突き止めた熱い女(byレイ)、それがマミヤだ。

だがケンシロウはそんなマミヤに対して驚くほど冷酷だ。
トキが死の灰を浴び、なおかつ牢獄に捕われている、この一刻を争う時期に
命を賭けてまで居場所を探しあてたマミヤにケンシロウがかけた言葉は
「帰れ!!これはおれ自身の問題だ!!」だった。
こ、こ、この恩知らずがぁぁ!あんたひとりで何ができたって言うんだ!!
レイとマミヤの協力が無ければ、ケンシロウはアミバを
トキだと思い込んだままブチ殺し、真相を知る事はなかっただろう。
勿論真相に気付かないとなるとそこでトキ探しは終了なので、
トキはケンシロウを待ったままカサンドラで帰らぬ人になったかもしれない。
マミヤがトキ救出にどれだけ貢献したか、それが分からんのか!!

だがマミヤは、そんな無礼千万なケンシロウに愛想を尽かす事なく、
いじらしくもカサンドラまで彼を案内する。いい人すぎるぜ!マミヤさん!!

疑惑
ユリアほどではないが、マミヤもなかなかにモテる。
レイは言わずもがな。そしてあの超ナルシストユダでさえ、
マミヤは美しすぎて手が出せなかったらしい。
(その割にはしっかりUD焼き印を施しているんだけど…。)
さらに私が思うに、実はトキもマミヤさんに気があったのではないだろうか。

疑惑その1
トキはマミヤに「あなたは私の愛した人によく似ている」と語っているが、
それってどう聞いても口説き文句ですよ
星空の下で2人っきり。シチュエーションも最高だ!

疑惑その2
カサンドラから助けられたトキは死兆星をみてしまう。
しかし自分があと1年以内の命と決定づけられた割に、全く動揺が見えない。
それどころか御丁寧に読者に死兆星の事を説明してくれた。
だが、その直後マミヤにも死兆星が見える事が判明するわけだが、
そこでのトキの驚きっぷりはどうか。
あの冷静なトキがこれほど驚く場面は本当に希有である。
事実、レイがあと3日の命と知った時にはポーカーフェイスで
「レイ…間にあわなかったようだな」と言っただけだった…。
(それにしてもここらの彼は昔の事ばかり思い出して、実に年寄りくさい…)

疑惑その3
サウザー編では平気で砂漠をウォーキングしているトキ。
しかし、マミヤと村へ帰る時は終始肩を貸してもらっている。
途中の戦闘をなんなくこなしているあたり、
病気にかこつけて甘えたかった説は否めない。

疑惑その4
ケンシロウ・レイがユダを探す為に村を開けていたころ、
どうやらトキはちゃっかりマミヤの部屋にいたらしい。
注目すべきはそこでのマミヤ。ずっとトキを「トキさん」と呼んでいたのに、
そこでは「トキ、これをレイに」と、呼び捨てになっている…!?
ちょっと目を離しているうちに随分親密になったもんだ。

…と、思い付くものを挙げてはみたが、真実は神のみぞ知る、である。
まあ、当のマミヤ本人はケンシロウとレイの事で頭がいっぱいなので、
もしもトキがマミヤに気があったとしても、
やはり「見守る愛」に甘んじる事となるのだろう(哀)。

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