ゲームでのトキ
ほんの少しですが…。

激打2
トリスターから出ている北斗タイピングソフト第2弾!待望のトキ登場作だ!

2になって、ラオウモードが新たに加わった。プレイヤーがラオウになり、ケンシロウを倒して覇王を目指すといったストーリーだ。
全4面中トキは3面に登場する。ちなみに2面が五車星と時間にズレがあったりするが、それもやむをえない事だろう。さておき、期待に胸ふくらませトキの面を選ぶと、直後、プレイヤーは凍り付く事になる。

なんじゃこのトキの声はぁぁぁぁぁーーーーー!!!

若い!軽い!健康そうだー!!トキといったら土師孝也さんの森本レオチックな喋りの印象が強いだけに、ものすごく違和感がある!あんた一体誰なんだ!!ぐ…しかし…前作に比べ、ラオウ、ナレーションがアニメ通りの声優になっただけで良しとすべきなのか…?!

さて実際の対戦はというと、これがまた心の痛む仕上がりになっている。
単語入力が成功するたびに「ぐはっ!」とダメージを受けるトキ。それが本当に苦しそうで、血まみれになっちゃったりして…。自分目線のアングルというのがまた辛い。うわああああ!ごめんなさいトキ兄さーーーん!!ホント、ものすごーく申し訳ない気持ちでいっぱいになる…。はぁ…。

ところで、このゲームは対戦モノなのでラオウがトキに負ける場合もあり、その場合はトキからの容赦無い罵倒が待ち受けている(笑)。原作に無い展開だけに実に新鮮だ。(心も痛まないし)という訳で、数種あるトキの罵倒台詞を紹介してみよう。

「北斗長兄がこのザマでは…情けない!」
「昔のあなたはもっと強かったはずだ!」
「私が目指してきた男とは、この程度のものだったのか!」
「どうやら腕が鈍ったようだな、ラオウ!」
「なぜ本気で闘わないのだ!それとも今のが本気だったのか?!」


確認できるものだけでこれらがある。他にもあったらご一報を!しかし…言いますねー、トキさん。特に最後のは辛辣だ…。(笑)
一方、見事トキに勝利すると例の暑い抱擁シーンが見られる。画面いっぱいに広がるので、見ごたえ抜群だ!(ついでに次面のケンシロウに勝っても暑い抱擁シーンが見られるι)

といった感じの激打2。前作もそうだが、タイピングを修得したい人にはとても薦められない。が、北斗好きなら絶対楽しめる出来になっている。1と比べていろいろとパワーアップしてるしね。やって損無し!やれ!

哀★絶章
北斗サイトを回っている人なら、一度はこのいわくつきRPGの名前を目にした事があるだろう。10年ほど前、東映動画が送りだした衝撃作である。
内容は「北斗キャラを使ったオリジナルストーリー」で、(主人公や敵キャラ自体オリジナルキャラだったりする)大勢出演させたいが為か、実にポクポクキャラが死んでいく。例えば、登場から1分以内に死ぬキャラだけを挙げてみても、ケンシロウ、リュウケン、バット、ジュウケイなど東映動画は狂っているとしか思えない、そうそうたる面々である。また、死に際の演出の潔さも狂っている。FFなんかで誰かが死ぬ場面は、音楽流しーのムービー入りーのとコテコテに盛り上げるところなのだが、このゲームでの死亡シーンは、キャラが点滅して消えたかと思うと「○○は、しんだ」とナレーションが入ってオシマイなのだ。
…とまあ、ツッコミだしたらキリのないこのゲーム、気になるのは我らがトキ兄さんがどういう扱いを受けているのか。順番に紹介していこうと思う。


●登場
トキの登場はかなり序盤で、登場場面は結構オイシイ事になっていると思う。
とある村を支配している悪党ゲシュラーを退治しようとする主人公一行。(構成は主人公、レイ、黒夜叉、オリキャラ)ゲシュラーの根城に入るにはまず城の前に陣取っているグラントという、ゲシュラーの手下を倒さねばならないので勝負を挑むも、アッサリ完敗。そこに突然ラオウが登場し、(ラオウもゲシュラーを倒しにきた)主人公達を叩きのめしたグラントを「う〜りゃりゃりゃりゃ〜!」と瞬殺。で、ゲシュラーの城へ向かうラオウだが、ふいに黒王がおびえて足を止める。(プレイヤー:ん?これは…ま、まさか…?)いぶかしげに思い前を見るラオウはそこに1人の男の存在を確認するや、「やつとはまだ戦う時ではない」そう言ってその場を去る。(プレイヤー:やつ?!やつってやっぱり…!)そう!その男とはまさしく、トキその人だったのだ!(プレイヤー:ひゃっほほっほ〜〜〜い!)
この登場の仕方、何がオイシイって、一連の出来事によってキャラの力関係がトキ>ラオウ>グラント>主人公達になるわけだ。さすがトキ兄さん!北斗の次兄はひと味違うね!

…ところでこの場面、疑問が無くもない。なぜかトキはグラントと戦わずしてゲシュラー城の目の前まで入りこめていた。どうやって入ったんだろうか。そしてラオウ。「まだ戦う時ではない」って、戦う理由無いじゃないですか!ゲシュラーは共通の敵なんだから、協力して倒せばいいのに…。現にゲーム終盤では、ラオウもパーティーに入る訳だしねえ?


●旅
さて!トキと出会った主人公達。どうやら黒夜叉やオリキャラ君はトキの事を知ってるらしい。で、トキが仲間になってくれるらしいんで、黒夜叉は「トキ様が加われば心強い!」と、パーティー離脱。ここからトキと一緒に旅をするという、夢のような時間が始まるわけだー!

注目のパラメーターは予想以上に高い!(レベルもちょっとばかり高い)トキが入る辺りで出てくるザコ敵は、だいたい2人がかり(2撃)で倒せる感じなのだが、トキは1撃で倒して下さる。つ、強え〜!抜けた黒夜叉が全く使えなかった事に比べ、トキの頼りになる事といったら!
覚える技は有情拳、柔破斬、断迅拳、百裂拳、あとは回復技と間接技だったように記憶している。断迅拳は勿論グループ攻撃なので、使うたびに原作のあのシーンが思い起こされ、トキファンなら思わずニヤリものだろう。百裂拳が天翔百裂拳でなかったのは誠に惜しい。柔破斬は謎。
ちなみに敵は死際に必ず「あーーべっしっ!」と言って破裂する。北斗南斗元斗に関わらず誰が倒してもなぜか爆死。これ、とどめを刺したキャラによって死に方を変えて欲しかったところだ。トキの倒した敵が「ちにゃ!」じゃないのはどうもまんじりともしない。
間接技は全く使わなかったので不覚にも全然覚えておらぬ。「私はトキの覚える技の全てを知っている!」という方、ぜひご一報を!

ところでトキといえば死の病。その為か戦闘画面でのトキのグラフィックは土色の肌をしている。…もっと何とかならなかったの?東映動画さんよ…。
また、病だからかなんなのかトキのレベルアップのスピードはやけに遅い。パーティーに入った当初、トキのレベルは他メンバーの平均よりだいたい2つばかり上だったが、旅を進めるにつれていつの間にかレベルが一番低くなっている!主人公はメキメキ成長し、パラメーターがトキに並んできやがった!な、なんてこった!

…そして主人公がトキを超えたころ、その時がやってくるのである。
(ちなみにトキはすばやさの値が高く、加えて比較的手に入りやすいすばやさUPのアイテムはもちろんトキに全部つぎこむ為、スピードはいつまでも最強を誇ることができる。)


●最期
はい、という訳でトキ兄さん死亡します。気になる死に様とは?!

ゲームを進めていくと(おそらく誰も驚かないだろうが)実はケンシロウは生きている事が判明する。なんでも敵に封印されているとのこと。なので、封印を解きケンシロウ復活を試みるが、なんとケンシロウの奴息をしていない!どうやら自ら仮死状態になる秘孔を突いていたらしい。じゃあケンシロウを蘇生させる為にはどうしたらいいのか?驚くなかれ、その方法とは北斗の男が命を犠牲にしてケンシロウにエネルギー(北斗の息吹きというらしい)を吹き込むというとんでも無い事だった!な、なんという迷惑な男よ…!普通は誰もそんな事したくない。自業自得、ほっときゃいいのだ。けれど…!ああ!私達には分かっている!そこであの人がどうするか!

「その役目私がやろう!!私は病に犯された身。
ケンシロウを蘇らせる事が私の最後の務め。
蘇れ!!ケンシロウ!!北斗神拳伝承者よ!!」


トキィィィィィィィ!!!!うわあぁぁぁぁぁーん!!!!!
お前ら病人に何やらせんだー!特にヒョウ!何やってんの!!実兄のあんたがやるのが筋じゃないのか?!もしくはジャギ探してきてあいつにやらせりゃ良かったんだ!てめえらの血は何色だー!!
また何が腹立つって、その一連のシーンは「トキが死ぬ場面」じゃなく、「ケンシロウが復活する場面」だから始末が悪い。あろう事かお祝いムードだったりするのだ。「ケンシロウさんが復活したのか、よかったのう」by通行人のじじい うるさいよ!

そこからクリアまでは、原作でいう「トキ死亡以降の話」みたいなもんで、半分義務感みたくなってきます。あとはどれだけプレイしても二度と彼の姿を見る事は叶わない。トキさん、あなたの断迅拳に私はいつも頼ってばかりでしたね。でもそれも、もう遠い昔のよう…!
♪思い出に〜しまい〜込むには〜あまりにも〜早すぎて〜♪(涙)

まあバットやアインに比べたら、はるかに恵まれた死に様ではある。けれどこのゲーム、終盤になって自由にパーティー編成ができるようになり、そのメンバーはケンシロウ、ラオウ、シン、レイ、ユダ、シュウ、ジュウザ、フドウ、ファルコ、ヒョウ、黒夜叉、オリキャラ2人といったものだが…、トキの入る余地、ものすごくあると思わないだろうか。例えばあいつを抜くとかあいつを抜くとか……ブツブツ


●おわりに
このゲームには賛否両論あるだろう。ゲーム性自体は正直クソだし。絵は汚い。バランスは悪い。シナリオはたいした事ない。けれど私はこのゲームをまんざらでもなく思っている。クソなとこ含めて。
なんだかんだ言ってその無軌道っぷりが笑えるし、また愛せる。よね?私よ…!かと言って未プレイの人に手放しでお勧めする事はとても出来ない。プレイ中うんざりする事があまりにも多いし。あのダンジョン広さといったら!
という訳で、ストーリーの全貌を知りたいあなたに朗報!こちらでプレイ記を読む事ができるのだ!非常に良くできているので心して読め!…でもホントは実際に体験してみてほしかったり。

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