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大まかな流れ

私はT-20プロトコールというやつに従って、化学療法を行うことになりました。
目的は、原発腫瘍の増大阻止、出来れば縮小させることと、遠隔転移の予防、それと目に見えない転移細胞を叩くことです。
私のUB期は、画像診断の限りでは転移無し、という状態で、実は80%くらいの人は目に見えない細胞レベルの転移があるそうです。

T-20プロトコールでは6種類の抗がん剤を計13コースで投与します。
(Methotrexate,Vincristine,Ifosphamide,Pepleomycin,Adriamycin,Cisplatin)
1コースの抗がん剤投与は種類によって期間が違い、短いもので2日、長いもので8日かかります。
この13コースを×2回やってから腫瘍摘出手術をおこないました。

また治療中には適宜、副作用の影響や原発腫瘍の変化や転移の有無を調べるための検査を行いました。
この検査の結果によってはプロトコール通りに治療を進められない場合があります。全く薬が効いていなかったり、副作用が重篤で危険だと判断されると、それぞれの症状にに対応して薬や治療の変更をすることになるようです。
幸い私は薬が効いてくれて、ひどい副作用もなかったため、予定通りの治療を行うことが出来ました。

以下、実際に私が治療した日程です。
2009.11/3
11/2〜6
11/9〜13
11/16〜23
12/6〜10
12/13〜17
12/21〜22
12/25
2010.1/4〜8
1/18〜22
1/26〜30
2/17〜18
3/8〜12
3/15〜19
3/24

3/29〜4/2
4/6〜9
4/13〜20
4/27〜30
5/11〜14
5/18〜19
6/7〜10
6/15〜18
6/21〜25
7/20〜21
7/30
8/2〜5
8/16〜19

8/23
8/30
9/12
9/13
11/27
入院
メソトレキセート・ビンクリスチン
メソトレキセート・ビンクリスチン
イフォマイド・ペプレオマイシン
メソトレキセート・ビンクリスチン
メソトレキセート・ビンクリスチン
アドリアマイシン
MRI・CT検査
メソトレキセート
メソトレキセート
シスプラチン
アドリアマイシン
メソトレキセート
メソトレキセート
MRI・CT検査

メソトレキセート
メソトレキセート
イフォマイド・ペプレオマイシン
メソトレキセート
メソトレキセート
アドリアマイシン
メソトレキセート
メソトレキセート
シスプラチン
アドリアマイシン
MRI・CT検査
メソトレキセート
メソトレキセート

開放生検
一時退院
再入院
腫瘍摘出手術(2回目)
退院

副作用で、シスプラチンは聴覚障害、アドリアマイシンは心筋障害が発生することがあるため、それぞれのコース終了後に耳鼻科と循環器を受診しました。
その他、週末やお正月など、コースとコースの合間合間に外泊や外出をすることができました。